人気犬種ランキング(日本とスイス比較)
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スイスで最近人気のボーダーコリー

ボーダーコリーは、とにかくアクティブな犬で、散歩時間が少しでも短いと家で吠えたり、暴れたりすると以前飼い主さんから聞きました。散歩もただ歩くだけではダメで、ボールを何度も投げてやり取ってくる遊びを長時間しないと満足しないようです。そして、とにかく速い。時間がたっぷりある人でアウトドアやスポーツが大好きな人はきっと相性がいいでしょう。ジョギングも付き合ってくれると思います。

このボーダーコリーと似た犬種でいうと、最近近所でも増えつつある、オーストラリアンシェパード。目の色が特徴的で、左右で色が違うワンコもいます。本当に吸い込まれそうな蒼い目の子もいて魅力的なワンコです。このオーストラリアンシェパードもボーダーコリー同様、運動量が豊富です。アジリティーをしているワンコが多い印象です。

スイスの3位はラブラドール

盲導犬で多いのがラブラドールですが、とにかく従順で躾や散歩トレーニングをマスターすると、扱いやすい犬種のようです。引っ張る力も相当強いので、飼い主のいうことをしっかり聞くことが大事です。ただし、3歳頃まではとにかくヤンチャで、手がかかるのは友人のラブラドールを見てて思いました。3年すぎるとだいぶ落ち着くようです。もちろん、買っている環境や躾、盲導犬の訓練を受けているラブラドールとは比較ができませんが、人間の良きパートナーという感じです。

このラブラドールも日本では圏外ですね。日本では公共交通機関やレストランには犬が入れませんので、その辺も影響していると思います。特に都心部では、犬が歩けるスペースはほぼないでしょう。自家用車で移動する以外は、なかなか難しい環境です。

イングリッシュコッカーは30年前の人気犬種?

昔はよく見かけたのに、最近は見ないわねー!イングリッシュコッカー。

散歩していると、こんなことを年に数回は言われます。スイスでは30年ほど前、コッカーブームだったそうで、現在のチワワやトイプードルの位置にいたようです。言われるだけではなくて、実際に飼っていたという人も多く、人気だったことがわかります。

イングリッシュコッカーは、毛の手入れも大変ですし、外耳炎や口の周りの炎症も良くおきます。アクティブで運動もそこそこ必要です。家族と一緒にいるのが好きなので、甘えん坊でもあります。とにかく、人気犬種ランキングなど関係なしで、我が家では1位はイングリッシュコッカースパニエル ですね。

2020年のランキングを参考にしたのは?

今年のランキングはまだわかりませんが、昨年のランキングを見たかったのは、コロナパンデミックで急に犬を飼い出した、無責任な人たちが残念ながら増えたからです。自宅待機や遠隔授業が続き、旅行もいけないし、家にずっと誰かがいるので、犬でも飼おう!というなんとも短絡的な動機で飼ってしまった人たちが、日本もスイスもたくさんいました。そして、コロナが徐々に収まりつつあった夏以降は、皆忙しくなり、ワンコたちは保健所などに預けられてしまうという事態になりました。

犬は物ではありません。きちんと面倒を見れないのなら家族に迎えるべきではないです。自分が夜遊びに行きたいから、赤ちゃんや小さな子供を放置して行くようなものです。自分の家族をどこかに捨てに行けますか?

ランキングからは、やはり簡単に飼えそうな小型犬が多いのがわかります。悪質なブリーダーや犬の盗難も増えたと聞きます。言いたいことはたくさんありますが、とにかく、コロナパンデミックが生んだ影の部分でもあります。まぎれもなく捨てられたワンコ達は犠牲犬です。

このブログをお読みの皆さんは、愛情をたっぷりワンコに注いであげて、ワンコとの時間をたくさん作ってください。