近所のヨークシャテリア
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昨年末、天国へ行った近所のワンコ

 白いテリア犬で15歳のワンコの飼い主だった高齢女性に道で会いました。若く見えるが、80歳は過ぎていると言うことです。Finoも覚えていたのか、少し吠えながら尻尾を振って寄っていきました。何月かははっきり覚えてないのですが、昨年末頃にそのワンコは天国に行ったと記憶しています。15歳の大往生です。最後はもう歩くのも辛そうで、飼い主の彼女がよく引っ張っているのを見て、かわいそうだと言う人もいましたが、愛情持って育てられたワンコです。最後はベビーカーに乗せて散歩していたのを覚えています。

 当然そのワンコの話が出ましたが、もうしばらく経ちますね、と言うと、その女性は、「そうなの、もう14日も経ってしまったの」と言います。あれ?と思いましたが、聞き間違いではなさそうで、かなり老化が進んでおられるなと感じました。話はとにかくワンコがいなくて辛いと言うことです。今は一人暮らしですが、ご主人が何年も前に亡くなっていて、ワンコはそのご主人にベッタリだったとか。ご主人が亡くなってからは、そのワンコは、10分程度の留守番すらできなくなってしまい、それ以降はその奥さんにベッタリ。80歳もすぎて、このワンコの旅立ちは相当辛かったようで、いろんな人に話していたようです。そして、やはり急に老け込んだと言うか、歩いているのを見かけても、ちょっと心配になる感じの危なっかしい様子でした。今頃はあのワンコも天国でご主人に甘えているのかなと思います。

ワンコとの別れは想像以上に辛いらしい

 これはよく聞く話ですが、ワンコとの別れはかなり辛いと言うこと。今からそんなことは考えたくもないですが、人間より寿命の短いワンコですので、当然経験することになると思うのですが、中にはうつ状態になってしまう人も。

 これはワンコが亡くなった際の、家庭の環境や自身の精神状態にも大きく左右されると思いますが、人間関係や身内の揉め事で大変な時にワンコが亡くなり、休職してしまった人も知っています。最初は世話が大変だなとか、雨が降っても散歩に行かねばならず、嫌だななんて思っていた人もいつの間にか、いなくてはならない家族の一員になっているのです。確かに世話は大変だと思いますが、そうは思わなくなっています。

 そんな家族がいなくなれば、喪失感はいかばかり?と思うのですが、事故や病気で早くに亡くなる場合もあり、こうしたケースも知人で経験している人がいますので、なかなか聞くだけで堪えます。

新しいワンコを迎える

 いろんなワンコの飼い主を見ていると、ワンコが亡くなった場合にまた次のワンコを飼うケースが非常に多いです。しかし、飼い主が高齢の場合は、よく考えなければいけません。寂しさだけで飼ってしまい、飼い主が施設に入るとか、先に亡くなるなんてことも珍しくないので、飼うとしても確実に引き取ってくれる人がいる場合や家族間で約束ができている場合は良いと思うのですが、そうでなければ、やはり迎えるべきではないと思います。

 近所には80前後のワンコの飼い主さんが結構います。ラブラドールの2頭飼いをしていた人は、まだまだ元気そうですが、昨年前に2頭とも寿命で亡くなり、もう飼わないそうです。ヨークシャテリアを連れた仲の良い2人のご老人もよく会いますが、ワンコはまだ4歳と5歳だそうで、ちょっと心配です。おそらく犬好きの近所の人や子供達が面倒を見れそうだと聞いたことがありますが、どうなるやらわかりません。

 そう言うのを目にしていると、高齢でなくとも、よく考えてワンコを迎えるべきだなと思います。犬が飼える環境にあるか、自分が面倒見れなくなった場合に頼める人がいるのかと言うオプションを持っていないといけません。

 とにかく、ご近所のワンコの飼い主さんたちを見て、色々と思うところのある日でした。