犬を飼い始めて数年
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犬との暮らし

子供の頃は、転勤族でマンション住まいという環境でしたので、犬を飼うということは考えたことがありませんでしたし、家族でも話題にはなりませんでした。カブトムシや金魚などで十分満足だった記憶があります。

もう一つの理由は、自分が喘息持ちだったために、医者から動物の毛はアレルギー反応を起こすのでダメだということで、そもそも飼える状況ではなかったということですが、実際にはFinoを迎える際にしたアレルギー検査では、猫の毛がダメで犬は大丈夫でしたので、当時の医者としては動物全般、というくくりでダメ出しされていたようです。

昔は庭につながれた番犬のイメージが強くて、犬のいる友人の家に行っても、吠えられるのが普通で、友達が犬と遊んでいるのを見たこともありませんでした。

付いてくる子犬

しかし、一度だけ犬を飼いたいと思ったことがありました。それは小学生の頃、外で遊んでいたら首輪もつけていない野良の白い子犬が自分の後ろにいて、撫でてやるとついて来ます。自分も面白がって、どこまでついてくるか試しているうちに、家まで来るかなと思い、実際に玄関先までついて来ました。家には誰もおらず、何か食べるものをあげようと、玄関先でパンかハムをあげると、食べてそのまま寝てしまいました。

なぜか家の中には上がってこないので、起きてからまた外に遊びに行くと一緒について来ました。遊んでいると、その子犬はそのままどこかへ行ってしまいました。間違いなく、野良犬だと思うのですが、今思えば、田舎だったので、誰も気に留めず保護もされずだったのかなと思うと、かわいそうなことをしたと。せめて親に言えば良かったのかなと思います。

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