イングリッシュ・コッカー・スパニエルの去勢手術について
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去勢手術の時期

一般的には、生後7-8ヶ月で可能ですが、もちろんオスとメスの場合でも少し差があるので、犬の体調やタイミングで実施になります。うちのイングリッシュ・コッカー・スパニエルは、1歳過ぎた頃に去勢手術をしました。理由はいくつかありますが、例えば、犬を連れていけない休暇や急な用事の場合に、去勢していない犬はドッグシッターに預かってもらえないことが多いからです。

去勢手術の日

この日は、休みを取って、朝に予約していた獣医さんに行きました。半日で完了するとのことでした。まずは、朝全身麻酔をします。ものの2分程度で、フラフラしながら、床に寝込んでしまいました。その姿があまりにもかわいそうでしたが、獣医さんを信頼して、その日の午後に引き取りに来ることになります。

午後に行くと、麻酔が切れていてウロウロ歩いていましたが、まだフラついている様子です。先生から一応説明を受け、無事終了したと言うことと、傷口が化膿しないように薬を出してもらい、水遊びもしばらく控えるように言われ帰宅しました。Finoはこの日以来、獣医が大嫌いになってしまい、予防接種などで行く度にブルブル待合室で震えています。

メリットとデメリット

メリット

メリットは、上述のドッグシッターに預かってもらうことと、病気の予防、オス特有のホルモンの減少で穏やかになるなどがあげられますが、やはり前立腺の病気や生殖器周辺の病気を避けるのが一番の理由でしょうか。コッカーの弱点は、耳だったりしますが、歳をとっていけばやはり他の病気にもかかりやすくなるわけで、その負担をなるべく減らしてあげたかったわけです。

デメリット

デメリットは、毛の質が変わってしまったこと。ツヤが少しなくなり、綺麗なコッカーのロングコートもカールを巻いてしまう感じで、手入れが余計大変になりました。これは個体差がありますので、あまり変わらない場合もありますし、本当にプードルのようにくるくるにカールしてしまう子もいます。まあ、うちはドッグショーに出すわけではないので、その辺は致し方ないかなと思います。

去勢後の変化

食欲

去勢後の変化ですぐ気がついたのは、食欲です。やはりホルモンのバランスが変わりますので、そのせいもあり、去勢前より食欲旺盛になっていました。これは事前に、去勢後は太るので気をつけるように言われていたのですが、もともと、どういうわけか、あまり食べなかったFINO。それが、毎回ぺろっと平らげて、足りないのか食後に催促して来ることも。とにかく、食欲は旺盛になりました。

マウンティング

もう一つは、雌犬にマウンティングしなくなったことです。まあ、雌の発情期には、いまでも匂いがするようで、そこら中匂いを嗅いで回りますが、乗っかる行為はしなくなりました。とはいえ、1、2回しかそういう事はなかったのですが、雌犬の飼い主さんも嫌がるので、その点は良かったと思います。

マーキング

また、マーキングについては、頻度はあまり変わらないか少し減ったくらいで、片足をあげるのとしゃがんでおしっこをするのと、半分半分くらいです。これも去勢前に癖がついていれば、片足を上げてするのも仕方ない気がします。

性格

性格的には、引っ張りぐせや興奮ぐせも改善したと思います。完全になくなったわけではありません。もちろん、1歳と5歳では、そもそも差がありますが、少し落ち着いた感じです。去勢とは別に、イングリッシュ・コッカー・スパニエルは、3年目以降は、だいぶおとなしくなると言う人もいて、3年目の年は注意深く変化を見ていたのですが、実際には4年目にだいぶ落ち着いたなと感じました。これも個体差があると言う事です。

飼い犬に交配をさせる予定がある人は別ですが、ないのであれば、獣医さんと相談し去勢手術をしてあげると、病気の予防にもなり安心です。我が家の例ですが、少し参考になればと思います。