イングリッシュ・コッカー・スパニエルと激怒症
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激怒症候群のイングリッシュ・コッカー・スパニエル

コッカースパニエルに多いとされる激怒症候群。主にストレスがたまると、歯を見せて吠えたり唸り怒り狂う症状が突然出ると言われています。どちらかというと、イングリッシュコッカーより、アメリカンコッカーの方に多いと聞きます。うちのFinoは、割と大人しかった方ですが、それでも、最初の半年は、夜決まった時間に狂い出し、吠えはしないものの、自分のベッドにうずくまり、前足でベッドの端をひたすら引っ掻いていました。しかも、唸りながら完全に興奮状態です。ひどい時は、そのままおしっこをしてしまいます。最初はなぜそんな行動をしているのか、わからなかったのですが、割と時間をとってかまってあげていたし、散歩も十分な時間行っていたので、癲癇みたいなものかなと思っていました。

躾との関係性

獣医やブリーダーさんに相談しようと思いつつ、時間が過ぎて行き、気がついたらそういう行動はしなくなりましたが、突発性の場合は、しつけとは関係があまりないようで、なかなか難しい病気ではあります。うちの場合は、激怒症というほどのものでもなかったように思いますが、それでも5年をすぎて突然出るケースもあり、まだわかりません。

噛むとか引っ掻くなど、そうした行為は一切しないので大丈夫ですが、一応気をつけています。躾の面で効果があったとするならば、正しいのかわかりませんが、よく散歩中にリードを噛み怒ることがありました。その際は、噛んでいるリードを口から離して、「ダメ!」とかなり強い口調言い、目を見て、時には押さえ込んでダメだという事をいい聞かせました。その後は、全くそういう行動はしなくなりましたが、家族内でもダメという内容の事は統一しておく必要があります。人間の子供でも、母親と父親で言っていることが違えば、困惑するのと同じです。

躾と病気は別

犬によって、例えば劣悪な環境のブリーダーさんで生まれた犬や、虐待された保護犬など様々ですが、そうした環境とストレスから来る躾の難しさと、遺伝性の病気である激怒症候群とは、やはり別に考えたほうが良いようです。うちのFinoも果たして、子犬の頃にとっていた行動が激怒症なのかは不明ですし、これから出る可能性もあります。もしあまりひどいようであれば、特に家族や他人を噛んでしまうなどの状況であれば、専門家に相談するのが良いでしょう。