イングリッシュ・コッカー・スパニエル、狩猟犬の名残りと犬笛
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イングリッシュコッカーは狩猟犬

イングリッシュ・コッカー・スパニエルは、猟師が撃ち落とした鳥を取って戻って来る狩猟犬です。ゴールデンレトリーバーもそうですが、レトリーブ(取って戻って来る)の訓練をされた犬です。飼い犬としてのイングリッシュ・コッカー・スパニエルは、もうしませんが、散歩中にカラスや鳥をみると、一目散に追いかけます。血が騒ぐのでしょう。遺伝子レベルで反応してしまうのか、走り出したら、何を言っても聞きませんでした。特に1歳くらいの頃は、どこまでも追いかけて行き、危うく車の走る大きな道路まで行く勢いでした。ちょっと冷や汗をかきながら、やめさせようとしましたが、なかなか治らず。

犬笛を購入

それでも、色々と試して、犬笛を買いました。まずは、遠くにいる時に試してみると、しっかり反応します。犬の耳は人間の何倍もいいですから、一目散に自分の元に走って来るようになりました。これも遊びの一つで、ご褒美をあげるようにして、徐々に慣らして行きます。

少し困ったことは、同じ原っぱで散歩していた他の犬も反応してしまい、自分のところに来てしまったことです。まあ、知っている飼い主さんで、うちのFinoともよく遊ぶので、文句は言われませんでしたが、この犬笛に少し感動しました。

犬仲間の飼い主にも勧めた

よく一緒に遊んでいた犬で、ジャックラッセルテリアの女の子がいました。この子については、ちょっと問題児で色々と事件を起こしてくれたので、別の記事で書きますが、散歩中に森の中へ入って行き出てこないことがよくありました。そして、飼い主さんが、だいぶ離れてしまっても気がつかない状態に。なかなかこないので、最後は迎えに行くのですが、最近買った犬笛を試しても良いかと聞くと、もちろん良いよとの回答。試しに鳴らしてみると、300mは離れていた彼女の犬が反応し、一目散に走って来ました。これには、彼女も私も驚き、買ってみるということになります。

犬笛の使いすぎも注意

これに気を良くして、犬笛を散歩の度に持って行ったのですが、あまり使いすぎると、慣れてしまい反応しなくなることもわかり、その後、使い方で少し苦労をしてしまい、結局ジャックラッセルの飼い主も同じことを言っていました。

今では、鳥を追いかけても、捕まえられないとわかっているので、一走りして戻って来るか、下手をするともう鳥が近くにいても反応しないかですので、犬笛を使う機会は減りましたが、知らない土地に行く際は有効かと思い、携帯しています。

狩猟犬の特徴を遊びに生かす

話がそれましたが、この狩猟犬のレトリーブの特性を利用して、おやつの入った小さなバッグを投げては、持ってこさせる遊びを今でもやりますが、これだけは飽きずにやっています。

コツは、投げたバッグを取りに行ったら、自分のところまで持ってこさせること。飼い主から近寄ったりしないで、持って来るまで動きません。バッグはチャックで閉まっているため、ご主人さまが取り出さないと、おやつに有り付けないことを、よーく知っています。

この訓練は、時に役に立ちます。ノーリードで走って行き、急に現れた他の犬と接触しないほうが良いシチュエーションの際は、おやつバッグを振り回して呼ぶと戻って来ます。日頃の信頼関係と訓練は大事だなと常々思います。


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