犬を飼う際に気をつけるアレルギーについて
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*写真はスプリンガースパニエルの赤ちゃん

アレルギーの検査

犬を飼う前に、我が家ではアレルギー検査をしました。それぞれ、花粉症やハウスダウト、喘息と経験していたので、動物の毛がアレルギーの原因となることが多いため、一番気になったことです。

 ちなみに小児喘息は、私が子供の頃持っていた持病で、いまでは出ることはありません。もう20年以上出ていないと思いますが、喘息が無くなった訳ではないということを聞いたので、気にはなっていました。

 ただ、わかっていたのは、自身は猫の毛でアレルギーが出ること。これは猫を3匹飼っていたお宅にお邪魔した際、くしゃみ鼻水が止まらず、大変でした。おそらく子供の頃も猫の毛に反応していたのかもしれませんが、小児喘息持ちの子供の家ではペットは飼えないというのが、当たり前のことでした。

アレルギー検査の結果は

 アレルギー検査は、腕に10種類くらいのアレルギー物質を皮膚を少し引っ掻いた箇所に1滴落とす感じで、順番につけて行きます。それを30分くらい待って、反応が出るかどうかというテストでしたが、猫の毛は見事に出ました。そして、犬の毛は反応無し!ということで、我が家にわんこを迎え入れることに1歩近付いた瞬間でした。

 医師の話では、アレルギー体質の人はできる限り動物を飼わないほうがいい、とうことでしたが、当然そうだと思います。それでも、子供の頃、同じ小児喘息の従兄弟が犬を飼っていましたが、昔のいわゆる外飼いでした。子供ながらに羨ましかった記憶があります。

子供の頃、捨て犬が家について来た

 友人の家の犬や近所の犬とは、たまに接していた記憶があります。その頃から犬は可愛いと思っていました。近所には、家の前を通ると吠えるジャーマンシェパードがいて、多くの子供は怖がっていました。

 ある時、外で遊んで家に帰る途中、まだ生まれて数ヶ月の子犬が道路を歩いていました。だれかが飼っている様子もなく、知らぬ間に自分に付いて歩いて来るではありませんか。可愛すぎて、追い払うこともできず、当時のマンションの玄関まできてしまいました。家には自分一人です。確かマンションではペット禁止だったと思いますが、ハムとかパンを玄関先で与えると、あっという間に食べて、そのまま寝てしまいました。親が帰って来るまで、その子犬の寝顔を眺めていたのは今でもはっきり覚えています。ペット禁止でしたが、無理にでもお願いすれば良かったなあと思います。

子供の頃に犬を飼う良さ

 このように子供の頃、犬を飼うことは叶いませんでしたが、大人になってから結婚し子供ができる前に、犬を飼うチャンスというか話が出ました。ちなみに自身の兄弟は子供ができる前に、犬を飼い始めました。同じく子供の頃飼えなかった犬に何かしら思いがあったのでしょうか?犬が好きとか欲しいという話を一度も聞いたことがありませんでした。

 色々本を読んで、本気で飼うかどうか悩んでいる矢先に妻が妊娠し、子供の誕生が最優先事項となりました。そして、犬を飼うという話は瞬く間に消えます。子育てでそれどころではなくなったということです。

 そして、子供が小学生の時に、犬を飼うという話が再燃します。自分としては、世話をするのは大変だし、あまり自信がなかったのですが、また本を読み出し、夫婦でずっと好きだったイングリッシュコッカースパニエル のブリーダーさんを調べて、何軒か連絡を取ります。

ブリーダーさんを調べて訪問する

 最初の訪問先は、イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルもブリーディングしていて、ちょうど子犬が生まれた直後でした。その子犬の可愛い事。スプリンガースパニエルの子犬をブリーダーさんが抱っこさせてくれましたが、それはもうこの子が欲しい!と家族で決めてしまいそうなくらい気持ちが揺さぶられましたが、まだ他のブリーダーさんも訪ねる予定でしたし、そこでは、イングリッシュコッカースパニエル の繁殖がちょうど休止中の年で、来年ならということでした。イングリッシュコッカースパニエル よりも大きいということや、初心者に向いているのかとか、いろいろ調べることも出てきました。そういう事情もあり、スプリンガースパニエルにはなりませんでしたが、生まれたばかりの子犬に家族全員、完全に心を奪われました。

犬を迎える決心はついた

 ブリーダーさんを何軒か回り始めた頃、ようやくというか、ついにというか、犬を迎える決心ができたように思います。それは、自分が子供の頃叶わなかった犬を飼うということが、自分の子供には経験させてやれるということ。子供も犬が好きで、ブリーダーさん宅で子犬と遊んでいる姿を見れば、やっぱり飼わない、というのはあまりにも酷だと思いました。

 もちろん、急な思いつきで犬を飼わないこと、きちんと面倒は見ること、責任感のない飼い主もいて、捨てられた犬もいること、保健所の話など、子供にもその辺は十分話しました。

 子供が成長する過程において、命の大切さや面倒を見る大変さなど、経験させると一番いい時期なのではないかと話し合い、イングリッシュコッカースパニエル の子犬を迎えることを決心しました。