高齢者と愛犬の記事を読んで
Spread the love

ペットと一緒に過ごす老後

こんな記事を読んで色々と考えるところがありました。

ペットと一緒の老後、スイスの団体が支援

非常にいい取り組みだなと思いますが、近所にも高齢者の愛犬家が非常に多く、体調が悪くなり入院をしたり、老人ホームへ入所したりして、愛犬との別れをして元気が無くなってしまった人も多いです。ある高齢男性は、心臓麻痺で倒れて入院。その後自宅に戻ったものの、愛犬の世話は難しくなり別の町に住む息子夫婦に預けたそうです。それなら、またいつでも会えるからよかったですね、というと、会ってしまうと愛犬が恋しがり、自分も家に戻れなくなるから会わないようにしているといいます。それはそれで辛い選択をしたものです。個人的には、愛に行けばいいのにと思いますが、それほどまでに男性と愛犬とのつながりが強いのだと感じました。

愛犬が亡くなるケースも

昨年の夏ですが、近所のヨークシャーテリアが、暑さでバテて熱中症になり獣医で注射を打ってもらったのですが、そのまま目を覚ますことなく亡くなってしまいました。よく検査しないで注射をした医療ミスだということですが、飼い主の高齢女性は、かなりのショックで落ち込み、その翌月に自ら命を絶ってしまうということが起きました。自らの病気のこともあり、生きる気力をなくしてしまったということでした。散歩中に会うといつも挨拶し、ワンコも私の元に駆け寄ってくるほど懐いていたので、非常にショックでした。

ある老人ホームでは、定期的に介助犬のようなワンコを派遣して、入居者の精神的な癒しになっているようです。愛犬のいる人はわかると思いますが、家にいるだけで、心が落ち着いたり、癒されたりして、色々な場面で随分と救われていると思います。独居老人であれば、それが唯一の家族ですので、亡くした時の喪失感は計り知れないものがあるでしょう。

この記事にあるように、そうしたことを考えて財団を設立した彼らの役割は正当な評価を受けたと思います。こうした団体がもう少し増えていくといいなと思います。人間と犬の関係は古い歴史があります。犬が人間のためにしてくれていることがいかに重要か再確認した記事でもあります。ぜひご一読ください。