ベルギー・アントワープへ
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オランダの途中で止まったベルギー

家路に着くまでの距離が800kmと長いので、途中で1泊したのが、ベルギーのアントワープ。

行きは別の街に泊まったのですが、実は初めてのベルギーでした。

スイスと同じく綺麗なイメージを持っていたのですが、道路もアウトバーンも穴だらけのところが多いし、街もゴミや犬の糞があちこちに散らかっていて、すごくびっくりしました。

流石に観光の中心となる広場の周辺は綺麗でしたが、自分の勝手な先入観とはいえ、意外なことでした。

フランダースの犬の像

アントワープといえば、日本でもかつてアニメで人気を博したフランダースの犬の最終回の場所です。世代ではないのですが、もちろん知っていて、改めてストーリーを見てみるとなんとも悲しすぎる物語。

貧しい少年ネロが、ルーベンスの絵を見るためにアントワープまで来るのですが、観覧料が高くて払えない。

それでも、優しい人の助けを得て中に入ることが許され、ルーベンスの絵を2つ鑑賞します。

そこへ少年ネロを探してやってきた老犬パトラッシュが、ネロ一緒に床に横になり、翌朝二人は天国へ、、、という悲しいお話。

しかし、犬と人間の絆を垣間見ることもできるストーリーで、人気がありました。

ベルギー人は知らない物語

そもそも舞台がベルギーですが、この話を書いたのはイギリス人児童作家のウィーダ。

それほど有名ではなかったこの話に、日本のアニメに採用されて人気が出たもので、ベルギー人はほとんど知らないそうです。

町の中心部には、ネロとパトラッシュの像がありますが、これも日本人が懇願してできたものだそうで、スポンサーも日本企業だそうです。

アントワープの観光局も、この像があれば日本人観光客が訪れるだろうということで、了承し今に至るようです。

なので、現地の人は、なんでこんなところに犬と少年の像があるのか不思議だそうです。

というわけですが、1300年代の教会と町の中の建物は、本当に風情があり立派。拡張高いヨーロッパの建造物を見ることができます。

時間があれば、ルーベンスの絵も見たかったのですが、家路を目指すため朝早くの散歩のみとなりました。

また一度ゆっくり調べて訪れてみたい町です。