犬を飼っている人が経験するいくつかのトラブル
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犬が嫌いな人もいる

世の中には、犬が好きな人がいれば、猫を好きな人もいます。もちろん、犬が嫌いな人や犬が怖い人もたくさんいます。いつも愛犬と一緒に過ごしていると、それはもうペットではなく家族です。そんな家族である犬が、他の人に嫌われているなんてことは、普段あまり考えません。散歩中に立ち話をする人も犬の飼い主だったりするし、撫でてくれたりするので、余計なことは考えないだけかもしれませんが、たまに犬嫌いの人に遭遇します。

犬が怖い人は、犬もわかる

不思議なもので、犬を怖がる人というのは、犬もわかるようです。ご近所にも犬が怖いという女性がいて、すれ違う際は、本当に離れて行きます。幼少期に犬に噛まれてトラウマになっている人はたくさんいます。その人がどうなのかは知りませんが、犬もその様子に気がついて、吠えたりします。多分人間が怖がっている様子が犬は怖いのでしょう。

経験したトラブル

まだFinoが我が家に来て1年目だったと思いますが、長めの散歩を終えて、家に戻る途中、幼稚園くらいの子供を連れたお父さんが道路の向こうから歩いてくるのが見えたので、リードを短く持ち、狭い歩道ですれ違えるように構えました。

そして、子供とお父さんが横に来た瞬間、Finoはいきなり子供の方へ走り出そうとしたので、慌ててリードを引いて接触はしませんでしたが、お子さんがびっくりしてよろけた様でした。泣きはしませんでしたが、次の瞬間お父さんの方が、物凄い剣幕で怒って来ました。

後でわかったのですが、Finoは子供ではなく、道路の反対側を散歩していたシェパードに向かって走ろうとしていたようで、その瞬間は自分もそのことに気がつかず、相手のお父さんはもちろんそんな事は知らず、怒り心頭。

「どんなしつけをしてるんだ!この野郎!」という感じで、迫って来たので、とりあえず言い訳せずに平謝りしますが、また引き返して来て、怒り出すので、こちらも「謝っただろう!」と言ってしまい、火に油を注ぐ状態に。今にも殴りかかって来そうな状態で、Finoも状況を察して、吠えまくりです。

子供をびっくりさせてしまったのは、私も人の親として、(子供に対しては)申し訳ないと思ったのですが、この父親のリアクションはちょっと理解できませんでした。怒って注意するまではわかります。でも、もし殴られていたら、こちらもおとなしくしている自信はなかったですので、何もなくて良かったと思っています。今でも思い出すと腹が立ちます。

犬嫌いで有名な近所の老夫婦

しかし、どんなにおとなしい犬の飼い主でも、色々なトラブルには遭遇する様です。愛犬におしっこをさせていた近所のお婆さんが、その家の前のアパートに住む年配女性に、

あんたの犬がここでおしっこをするから、私は病気になったんだ!

と言いがかりをつけられ、私に話してきました。しかし、その場所は誰かの私有地でもないし、他にも多くの犬が散歩をしているところです。実は私もそのアパートの前を散歩で通っただけで、わざと私に聞こえる様に、「先週ここでうんちした犬がいて迷惑するわ!」とこちらを睨まれたことがあります。。Finoはそこを滅多に通らないので、うんちなどしていませんので、「なんか私に言いましたか?」と大きな声で聞いたら、「あ、こんにちは。」と白々しく言われました。

ばら撒かれたソーセージやパン

実はこの夫婦は、典型的な犬嫌いで近所で有名だったのです。その近辺では、もっと深刻なことが起きていました。近所の犬の散歩コースとなっている細い道で、生肉やらソーセージやら、パンやらが茂みにたくさん落ちている時期がありました。実はFinoも突然茂みに入り、大きな鶏生肉を口にくわえて出てきたので、慌ててかき出したことがあります。中に何が仕込んであるのかわからないですし、そんな茂みに肉やソーセージが頻繁にあるのは明らかにおかしいです。

こうした情報は、飼い主の間ではすぐに共有されますが、犬が口に入れてしまったらなかなか離さないので大変です。こうした悪意のあるイタズラでは済まされない、犬に対しての虐待は、毎年起きます。ひどい例は、肉団子の中に、カミソリの刃を入れて放置し、飲み込んだ犬が喉や胃の中を怪我して、死んでしまうケースです。もう一つは、洗剤や毒物を入れた肉やソーセージをばら撒いて、死んでしまった犬もいます。

近所でも悲しいことが起きてしまい

そして、数年前の夏ですが、向かいの家にロットワイラーを飼っている女性がいました。Finoは会うたびに怖がって、吠えてしまい友達にはなれませんでしたが、そのロットワイラーが散歩中に毒入りの肉団子を食べてしまったのです。すぐに動物病院で治療し、胃の洗浄をしましたが、約1ヶ月後に死んでしまいました。まだ4歳のロットワイラーでした。

実はそのことを半年くらい知らずに、最近ロットワイラーに出くわさないなあと思っていたところ、他の犬の飼い主が教えてくれました。全くひどい話です。

それ以来、散歩中にソーセージや肉が落ちていると、袋に入れて捨てるようにしています。そんな頻繁にあるわけではないですが、Finoや他の犬が食べてしまわないように、気をつけています。

世の中には、動物虐待をする人が残念ながらいます。気をつけられることは、全て気をつけて、他人に迷惑をかけずに犬との生活をしたいものです。