参照：cnn.com
犬の散歩のトラブル
CNNの報道で、犬を散歩中の女性が、ノーリードで散歩していたところ、黒人男性にリードをつなぐように注意され、怖くなって警察に通報したというニュース。間違っているのはこの犬の飼い主の女性。明らかな人種差別で、その後、この女性は勤めていた会社から解雇されています。
未だに根深い黒人差別。ニューヨークのような人種の坩堝と言われる大都市でも頻繁にある差別。つい最近では、ジョギング中の黒人男性が、何の理由もなく射殺されたり、白人警察官が過剰な逮捕で、黒人の人を死なせてしまったりと、ひどいものです。
今回の犬の飼い主の女性にも、根底に黒人差別という意識があるからこそ、通報してしまったわけで、差別主義者ではないと謝罪していましたが、全く意味はありません。
犬の扱い方も問題
ニュースで動画を見ましたが、この黒人差別はもとより、この女性の犬に対する掴み方です。携帯電話を片手に、首輪を持ち上げるようにしていて、明らかに犬が苦しそうです。この犬は見たところ、大きめのアメリカンコッカースパニエル で、仮に女性がパニック状態だったとしても、リードを持てば済む話で、首輪を持ち上げる必要はないと思うのですが、窒息しないかヒヤヒヤして見ました。
その後、動物保護シェルターに保護されたようですが、この女性の間違った行動で、犬も仕事も失ったわけです。その代償は大きいです。
飼い主のマナーも問われる
こうした犬の飼い主と通行人のトラブルは日常茶飯事だとは思いますが、犬の飼い主としても、改めて気をつけないといけないなあと思うわけです。皆が犬を好きなわけではないし、犬の飼い主同士でもマナーがあり、リードをつながなければいけない場所では、他の犬の状況を見て判断しなければいけません。知らない犬の場合は、どのような行動をするかわかりませんので、飼い主と話せば一緒に遊べるかどうかすぐわかります。
逆に飼い主が怖がっているのも良くないので、飼い犬にも伝わり、相手の犬はそれを察知し、威嚇してきて喧嘩になることが多いです。
警察犬のようにものすごく良くトレーニングされた犬は、他の犬が吠えてきても無視していますが、あまりにうるさいと限界がありますので、反撃される可能性もあります。
