
2年目に実施した去勢手術
我が家は、Finoを迎えて2年目に去勢手術をしました。実はブリーダーさんからは、去勢手術しないでほしいと言われていましたが、どうしても何年かに1度は犬牧場のようなところに預けるために、去勢してないと預かってくれないからです。
他にも理由はあります。
去勢するメリット
獣医さんも言っていましたが、膀胱周辺の病気も防ぐことができるとのことで、これも自分で調べて確認しました。
ある時、動物の保健所からの手紙が来たことがあり、Finoの兄弟犬に深刻な睾丸の病気が見つかったため、診察をして報告がほしいとのこと。
獣医さんに手紙を見せて、睾丸をチェック。どうやら睾丸が肥大する病気らしく、Finoの場合はすでに去勢をしていたため心配はないとのこと。
手紙を読んで少し不安でしたが、とりあえずほっとしたのを覚えています。
食欲が旺盛になる
これはどちらかというと、デメリットになるかもしれませんが、飼い主が気をつけないと、食べすぎて肥満になってしまう可能性があります。
実は、Finoは最初の1年間、あまりたくさん食べる犬ではありませんでした。
下手をすると残してしまうくらい。
それも不安だったのですが、去勢をしてからは、食べるわ食べるわ、とにかく食後ももっとほしいアピールで、大変になりました。
食事管理はきちんとしていたつもりでも、体重はあっという間に16キロ台へ。
流石に獣医さんに指摘され、ダイエットを命じられました。
少食だったFinoが、急に食べるようになって、体重管理が大変になったことは事実です。
毛の質が変わる
美しいコッカースパニエル の、長い毛は、艶々していて、1年目たくさんの人に褒められました。
手入れのブラッシングは、なかなか大変で、トリミングもブリーダーさんにやってもらう約束でしたので、ほぼ1年間カットせず。
物凄い長い毛になって、見た目は美しいのですが、やはり汚れやすい。
冬は雪がついて歩けないほど。
しかし、去勢後は、毛の質がゴワゴワした感じになり、ブラッシングもさらに大変。
よく毛先や根元まで毛玉ができて、ほおっておくと、あっという間に硬くなり、フエルトのような状態になります。
そうなるともうハサミでカットしないと、解れません。
無理にクシでほぐそうとしても、痛がってできません。
この毛の質が変わることは承知していましたが、いまだに大変です。
バリカンで剃ってしまうオーナーさんもいて、流石にそれはかわいそうかなと思ってやってませんが、逆に毛の質がさらに変わってしまいそうで怖いです。
人間でもバリカンで剃って、直毛が強い癖毛になった人を知っています。
これもデメリットでしょう。
去勢のメリット・デメリットはだいたいこんな感じですが、一番は愛犬の病気の回避かなと思います。
できれば、自然のままにしたいのは山々ですが、我が家はこれらの理由から去勢して良かったと思います。
犬種に関わらず、去勢しないオーナーさんもたくさんいますし、それは尊重したいです。
ちなみに、去勢により、大人しくなることはなかったです。
病気のこともそうですが、他の犬をなんかの間違いで、妊娠させても大変ですし、他の犬へのマウンティングもなくなります。
去勢しても、マウンティングするワンコはいます。
ただし、雌の発情期の匂いの嗅ぎ方は尋常じゃないくらい、あちこち嗅ぎまくるので、その行動は去勢とは無関係です。
とにかく、愛犬の健康を考えて、した方が良いかしない方が良いかは、獣医さんやブリーダーさんにも相談すると良いでしょう。